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ブラックパワー・サリュートを知っていますか? - T-DESIGN(ティーデザイン)

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ブラックパワー・サリュートを知っていますか?

カテゴリ: その他 作成日:2020年09月05日(土)

John Carlos, Tommie Smith, Peter Norman 1968cr

この写真を見たことがありますか?オリンピック史上では大変有名な写真なのですが、僕も最近知りました。1968年メキシコシティオリンピック男子200m表彰式の一幕です。ブラックパワーサリュートとは、黒人差別に抗議する、拳を高く突き上げる行為のことです。写真では、1位のトミー・スミス(米国) 3位のジョン・カーロス(米国)の黒人選手二人が、黒い手袋をした拳を突き上げています。2位のピーター・ノーマン(豪)も二人に同調するバッジ(写真では白い丸バッジ)を付けています。

 

この時期の歴史的背景としては、アメリカでキング牧師が暗殺され、黒人差別に対する反対運動が盛んになっていました。

当初アメリカ代表の二人はオリンピックのボイコットを考えていましたが、キング牧師の暗殺を受け、出場して表彰台に上がり世界に差別を訴えることを決意します。

 

現在もそうですが、オリンピックの場で政治的パフォーマンスをすることは禁じられているので、表彰式後、3人は世界中から非難の嵐にさらされます。

 

詳細は皆さんもGoogleやYou Tubeで検索してみてください。アメリカでは未だに黒人差別の事件が起こっています。何やってんだ!もう2020年だぞ!って思いますが、人間の闇は深いものです。私も偉そうなことは言えません。

 

この話を考えていて、ひとつ引っ掛かるワードがありました。「アスリートはアスリートであって、政治や他のことに口を出すべきではない。」この言葉です。私も東本願寺で仕事をしていた頃に、よく似た言葉で抑止を受けたことがあります。

その時もめっちゃ腹が立ちましたが、若かったので自分の中で整理ができていませんでした。アスリートであろうが、アーティストであろうが、何者であってもこの社会に生きている。そして全ての物と繋がって生きている。だったらこの社会で生きる人権があるはず・・・。大坂なおみ選手も『アスリートである前に、一人の黒人女性です。』とコメントしています。コロナでよくわかりましたが、スポーツも人間の活動の一つであります。モノ言うアスリート、もっと日本から出てきて欲しいと思います。

 

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