試合が終わるまでは、決して一息ついてはならない‼
昼間の教室で「2セット取ってから結構よく逆転されるんですよね~。」って話される方がおられました。その方とはもう長いお付き合いなので、どういう性格の方かよくわかっています。技術ではなくメンタルだなあと思った僕は「2セット取ってやれやれと思っていたらダメですよ!」ってお話しました。
これは誰にでもあり得る話で、しんどい試合だとやっぱりどこかで一息付きたくなってしまうものです。そこはそういうルーティンを断ち切る必要があります。『試合が終わるまでは、決して一息ついてはならない!』これは格言です。逆に「一息ついたらセットオールの泥試合が待っている。」と言っても良いでしょう。
気持ちの優しい方はどうしても勝ち切れない事が多々あります。止めの一撃をためらって、そこで甘さが出てしまうのです。卓球という安全なスポーツでは命を取られることはありませんが、昔の真剣(本物の日本刀)での勝負なら、いくら優勢であっても一瞬の隙が命取りになります。一発逆転、斬られたらおしまいです。2セット取っても気を緩めたら命を取られるということです。
そうは言っても性格はなかなか変えられません。そこでおススメなのは演じることです。試合中は宮本武蔵が自分に憑依したと思ってプレイするのです。役者でも悪役をすることもありますね。普段はそんなキャラじゃなくても。卓球の試合はあくまで作られたゲームですので、そこでどういう風な性格であろうが、実際の生活には関係ないのです。
20年近く前に、当時現役だった平野 早矢香 選手にお会いしたことがあります。試合中は鬼の面をしている平野さんですが、試合ではない状況だったので、単純に奇麗な人だなあ~と思った記憶があります。
今年は東京2020です。オリンピックほどメンタルが重要になる大会もないでしょう。どんなドラマが待っているのか楽しみですね!
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