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伊藤 美誠が鄧 亜萍(トウ・アヒョウ)に見えてきた! - T-DESIGN(ティーデザイン)

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伊藤 美誠が鄧 亜萍(トウ・アヒョウ)に見えてきた!

カテゴリ: 卓球コラム 作成日:2019年12月18日(水)

伊藤美誠選手が強いですね。中国選手と互角に勝負できています。中国選手の強烈なドライブを表で叩いていく姿。ドライブ全盛の現代にあって久しぶりにドライブを叩くシーンを見ました。このシーンを見ていると、90年代 女王に君臨した鄧 亜萍選手を思い出しました。

 

卓球に詳しい人なら絶対知っている人です。兎に角メチャクチャ強かったです。1991年千葉の世界選手権でチャンピオンになり、(16か17歳位で)97年に引退するまで彼女とまともに勝負できる女子選手がいませんでした。世界選手権は、1991・1995・1997、オリンピックは1992・1996とシングルス優勝しています。1993年の世界選手権で中国からの帰化選手(香港)に負けた時はすごいニュースになりました。日本人では小山ちれ選手(1987年世界チャンピオン 中国名:何智麗)がアジア大会の決勝で勝ったのみだと思います。女子の世界チャンピオンを遡っていくと、劉詩雯➡丁寧➡李暁霞➡張怡寧➡郭躍➡王楠➡鄧亜萍となります。

 

鄧亜萍選手ですが、フォアは中国ラバー、バックに低めの粒高ラバーを使用し、カット、ブロック、アタックと多彩な変化を持ち味にしていました。伊藤選手と似ていますね。体系も小柄で太目でしたが、筋肉質な感じでした。当時ピッチの速さはNO.1。ラリーの強さもNO.1でした。

 

そしてもう一つ伊藤選手と似ているのは、負けん気の強さからくる試合中の表情です。だいたいの選手は負けていると不安な表情を見せますが、鄧亜萍と伊藤美誠は怒っているんです。自分が負けているということが許せないのでしょう。これが凄いところです。

 

どの競技でもレベルが上がってくると、人間の技術の限界にだんだん近づいていくため、技術の差は小さくなります。その日のコンディションが勝敗に大きく影響します。そしてもう一つはメンタルです。本当のギリギリのところで思い切って行けるか!大舞台でも動じないか?これがチャンピオンには必要な要素ですね。伊藤美誠選手はその素質があると思います。

 

そして兵庫県出身中学3年の木原美悠選手にもその才能があるように思います。伊藤選手を柔らかくしたようなイメージですが、幼い頃から勝っても負けても飄々(ひょうひょう)としていました。中国選手とやっても動じない強さがあるように思います。木原さん期待したいですね!

 

それからどうでもいい事ですが、私の妻は木原さんにめっちゃ似ています。(笑)うちの子どもたちも認めるところです。しかし妻は顔出しNGなんで、皆さんのご想像に任せます。

 

 

T-DESIGN卓球クラブは、神戸市東灘区のTTSタカハシ甲南卓球場で活動しています。JR摂津本山徒歩10分、阪急岡本徒歩15分、阪神青木徒歩12分のアクセスです。昼間の教室(中級・初級)、プライベートな個人レッスン、小中高生向けのグループレッスンがあります。神戸市東灘区を中心に芦屋、西宮、尼崎、宝塚、灘区、中央区などの皆さんにご利用いただいております。

 

 

 

 

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